教員を辞めたら幸せ?よかったと思うか、もったいないと後悔するかを検証
あなたが教員を辞めたいと考えたとき、きっとこんなことを心配したことがあるのではないでしょうか?
教員を辞めたい。
でも、それで自分は幸せになれるのだろうか?
後悔しないのだろうか?
転職に失敗したらどうしよう・・・
そうですよね。人間だれでも、未体験で先が見えないことに対して不安をいだくのは自然なことです。
この記事では、そんなあなたに、実際に教員を辞めて幸せになった元教師の僕が、現実をお伝えします。
これを読んでくれるあなたに
- 教員を辞めたら幸せになれるのか
- 実際に教員を辞めてよかったことはどんなことか
- 教員を辞めたらもったいないのか
- 教員を辞めても後悔せずにいられる方法
これらを実体験を踏まえてお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
そうすることで、悩んでいるあなたが
「思い切って一歩前進できる」
そんなきっかけになればうれしいです。
教員を辞めた僕は幸せか
いきなり、結論になりますが、僕が教員を辞めて幸せかというと
ズバリ、「幸せ」です。
なぜ、そう言い切れるかというと、「幸せになるために辞めた」からです。
教員が辞めたいと思う理由
教員を辞めて、転職したり起業したりする理由は、様々です。
- 多忙で心身が持たない
- 理不尽な生徒や保護者の対応に参ってしまう
- 管理職、同僚との人間関係
- 教科指導や生徒指導に限界を感じる
- 自分には合わない
- やりがいを持てない
- 他に情熱を注ぐものができた
などなど人それぞれです。最近は忙しすぎて耐えられない、理不尽な生徒や保護者の対応に疲れた、といった理由で心身を病んでしまう先生が多いようです。
教員が辞めたいと思う理由については、こちらの記事もぜひ参考にしてください!
僕が教員を辞めた理由は「やりがい」
僕の場合は、どちらかというと忙しすぎるとか、対人関係というよりは、「やりがい」の部分が大きかったです。
こんな流れです。
20代30代は部活に情熱を注ぐ
↓
30代後半から部活に依存している自分に疑問
↓
英語の教員を日々、淡々とこなしていく自分に疑問
↓
自分の人生の中で教員しかしないのはもったいないと感じる
↓
やりがいを感じられず悶々とした日々を過ごす
↓
もっといろいろなことに取り組みたいと考える
↓
教員をしていたら教員しかできないと考え、42歳で退職、起業
幸せの尺度は人によって異なる
もし、僕が教員を続けていたら、幸せだったか?
おそらく、幸せだったというよりは不幸ではなかったかもしれませんね。
僕の幸せの尺度は次のようなものです。
- 自分の人生、時間を自分自身でデザインする
- 自分のもっとも近いところから広がる笑顔
- 我慢ではなく、やってみたい、おもしろそうを大切にする
教員を続けることと退職することを、この幸せの尺度と照らし合わせた結果、辞めるという選択をしたほうが幸せになれると考えたから、退職したというわけです。
公務員として働いていれば最低限の給料はもらえます。フリーランスとして自分でやり繰りしたり、起業して自分でビジネスをする立場ではやらなくていいことなども、公務員の仕組みに任せておけばよいこともあります。
片道一時間以上の長距離通勤や、理不尽な人への対応、時間に縛られる業務など、いろいろなことを我慢しさえすれば、経済的には普通の生活ができます。
そして、もちろん教師であれば、子どもたちから元気や感動をもらうこともありますから、素晴らしい職業だと思います。
でも、僕の幸せの尺度とは少しずれていたということです。
「幸せ」は人によって異なりますから、あなたにとっての幸せと、現状を照らし合わせてみたときに、どうなのか?ということを考えてみる必要はあると思います。
教員を辞めたら幸せになれるかではなく、幸せになるために辞める
「教員を辞めたら幸せになれるか」ということの僕なりの結論です。
「幸せになるために辞める」
つまり
「教員を辞めたい人が辞めれば、必ず幸せになれる」
ということです。
あなたが、あなた自身の幸せの尺度と教員を続けることとを照らし合わせた結果、辞めたほうが幸せになれるということであれば、幸せになるために辞めたらいいと思います。
逆に、辞めるより教師を続けたほうが幸せの度合いが大きいのであれば、辞めなければいいと思います。
シンプルですよね?
教員を辞めて幸せになれるかどうかは自分の中にある
「それはわかっているけど、現実を考えたら、収入とかいろいろ不安があるでしょ。」という人の気持ちもわかります。
では、幸せになるのは現実的ではないのですか?という話になると思います。
「教員は辞めたい、でも○○も△△も心配だし・・・」
なのか、
「○○と△△は不安だけど、辞める!」
なのかは、似ているようでまったく異なります。前者はおそらく、辞めたいけど、辞めない理由を自分で探している人、つまり教員を辞めてもうまくいかず後悔するパターンです。
後者は、まず「辞める」と決めているので、あとはひとつずつ不安を消していけばいいので、教員を辞めて幸せになる可能性が高い人ですね。
100%幸せになれる保証はありません。
でも、
100%幸せだと思える自分になることは可能です。
それには、まず、自分自身の幸せの尺度を考えてみてくださいね。
教員を辞めてよかったこと
僕が辞めてよかったことですが、具体的に挙げようとすると、意外にもパッとは出てきません。
じんわりと「よかったなぁ」と感じる感覚です。伝わりますか?
なんかよくわからないけど、ニヤけてしまうときの感覚に近いでしょうか。そんなときって、幸せを感じませんか?
簡単に言うとこんな感じになってしまうんですが、これでは申し訳ないので、具体的なものも挙げてみます!
【僕が教員を辞めてよかったことリスト】
- 朝早く出て、夜遅くに帰ってくる必要がなくなった
- 食事を家族と一緒にとれるようになった
- 「いってらっしゃい」「おかえり」と言えるようになった
- 月曜日の憂鬱がなくなった
- 車のガソリン代が減った
- 思考がクリエイティブになった
- 体調を崩すことがなくなった
- 時間調整が自分の意志でできる
- 複業することができる
こんなところでしょうか。でも、日々の暮らしの中でのひとつひとつが良かったことに入ると思います。
いいことばかりでは申し訳ないので、よくないことも頑張って書いてみます。
【教員を辞めて困ったことリスト】
- 運動不足になりがち(教員時代に運動していたわけではありませんが)
- お金関係の手続き、申請、管理などを自分で管理しなければならない(これは教員時代が無知すぎたので、むしろプラスの面かもしれませんが)
- 何もしなければ何も得ることができない(あたりまえですが・・・)
こんなところです。
ご覧いただいた通り、教師を辞めてよかったことのほうが断然たくさんあります。
それは、僕の場合、それを求めて退職したからこそなのです。
辞めることで叶うことが、僕にとってのメリットなので、当然、辞めたらそれが叶うということなのですね。
「教員を辞めたらもったいない」を検証
あなたは、誰かに「教員を辞めたい」と相談したときに、
「せっかく教員になれたのに、辞めたらもったいないんじゃない?」
と言われたことはありますか?
よく教師や公務員を辞めるとなると「もったいない」ということをおっしゃる人もいますが、あなた自身は「もったいない」と思いますか?
そもそも、教員を辞めようと思っている人が「もったいない」と考えますか?
教員を辞めたいということは、つまりは、「このまま教師を続けていたら、自分の人生もったいない」と考えたから、辞めようとしているわけです。
つまり、この「教員辞めたらもったいない」という言葉は、まさに第三者の表現ということになります。
もし、あなたが「もったいない」と感じてしまうなら、教員から転職したり退職することは、もう少しよく考えたほうがいいかもしれませんね。
「教員辞めたらもったいない」と言われたら、
- 第三者の意見として受け流す
- このまま教員やっていたら、自分の人生もったいないと考える
- もし自分自身も「教員辞めたらもったいない」と思うなら、転職、退職は考え直す
教員から転職することも珍しくない世の中になってきている
欧米ではキャリアチェンジはむしろ、その人の高い評価につながります。日本でも近年、民間企業では転職というものが、だいぶ身近になってきました。
しかし、公務員、教員に関しては、安定しているからと、あまり転職は身近ではないかもしれません。
それでも、時代は進歩していきますから、自分の幸せを優先してキャリアチェンジに踏み切れる教員は少しずつでも増えてきていると思います
また、教師の仕事に精神的に参ってしまい、もう教師の仕事に疲れた、耐えられないという先生もいると思います。
その場合も、やむを得ず休職や退職となる前に、自分の幸せを最優先して行動するべきだと思います。手遅れになって、幸せを求めるエネルギーすら消耗してしまってからでは遅いのです
実際、そうなる前に、自分で歩む道を変えることができる先生も徐々に増えていると思います。
自分のやりたことを見つけた人も、教員の仕事が辛い人も、自分の幸せのための転職、退職はエネルギーがあるうちに進めよう
教員を辞めて後悔するのか、辞めずに後悔するのか
「教員を辞めたら後悔するんじゃないか?」と考えている人は、まず、どのような状態になったら後悔するのかを考えてみてください。
そして、そのうえでそれをクリアできるのなら、自分にGoサインを出したらよいと思います。
教員を辞めて後悔している人の理由
「教員を辞めたけど後悔している」という人がいるのも事実です。その理由として、多く見られるのは
- 転職先が教員よりもブラック企業だった
- 教師の仕事のほうが楽だった
- 転職先の給料が安すぎる
といった給与面と労働環境、待遇の面がほとんどです。
でも、教員から転職するということは、それは十分考えられることです。
それを差し引いても教師を辞める選択をしたほうが、自分の幸せにつながると考えたうえで転職、退職できるかということが大切です。
もし、転職先に徹底的にこだわって選ぶのであれば、長期的に考える必要もあると思います。
防げる後悔はしたくないですね。
教員を辞めても辞めなくても後悔する人は後悔する
もう一つの考え方を紹介します。
どんな時もポジティブな人っていますよね?
良い時も悪い時も、いつも前向きな人ですね。
起こっていることが同じでも、人によって感じ方、捉え方がまったく異なります。誰もが何に対してもポジティブでいられるかというと、それは簡単なことではありません。
しかし、少なくても「後悔」ということに関しては、
「教員を辞めて後悔する人は、教員を続けても後悔する」
と言えると思います。
結局のところ、後悔する人は、自分自身ではなく、環境や他人に目を向けがちです。その状態ですと、辞めたら辞めたで後悔すると思いますし、辞めなければ、「あのとき辞めていたら」と後悔するでしょう。
自分で自分自身の幸せのために責任を持って決断したことであれば、後悔することは起こりえないのでは、と思います。
- 教員を辞めて後悔する人は、辞めなくても後悔する
- 何事にも後悔しない自分でいることのほうが大事
- 結局、自分の幸せのための選択をすれば後悔することはない
教員を辞めて幸せになるための退職、転職
僕の場合、教員を辞める理由の中に、「自分の人生、時間を自分でコントロールしたい」ということがありました。
そのため、雇われて働く形の、いわゆる転職というものは考えませんでした。
教員から転職するということは、業種は違っても、雇われて時間を切り売りするという働き方は、基本的には教員と変わらないからです。
人それぞれ求めるものは異なると思います。先生という仕事を変えることができればよいのであれば、転職という選択肢になると思います。
教員からの転職先はこちらの記事も参考にしてください↓
僕のように、働き方そのものを変えたいとなると、フリーランスとして働いたり、起業して自分のビジネスを構築していくという選択になります。
いずれにせよ、ここまで何度か述べてきたように、自分の幸せや価値基準に沿った選択をするということが後悔のないキャリアチェンジにつながります。
- 自分自身の幸せのために何を最優先したいかを考えたうえで、転職、退職を考えるとうまくいく
- 本当の意味で働き方、生き方を変えたいのであれば、フリーランスや起業することも考えてみる
教師からの起業については、下記の記事もぜひよんでみてください!
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