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「教員を辞めたい」その理由と後悔しない転職先を元教師が解説!

悩んでいる女性

やりがいを持ってはじめた教師という仕事。いつしか理想と現実のギャップを感じ、「教員を辞めたい」と思うようになってしまう。

昨今、教育現場はどんどん変化していますね。サービス残業の多さで休めない日々、理不尽な生徒や保護者への対応、マニュアル化してやりがいを持てない状況など、様々な理由から教員を辞めたいと考える教師は増えているようです。

この記事では、実際に教員を退職した元教員が

  • 教員がなぜ辞めたいと考えてしまうのか
  • 教員を辞めたいと思ったら、どう気持ちを整理すればよいのか
  • 教員を中途退職するときの辞め方
  • 教員を辞めた後の転職先

こんなことを解説しています。

教師の仕事が辛い、辞めたいと思ってしまう理由

芝生に横たわって空を見上げる男性

「教員を辞めたい」と考える理由は、大きくは次の3つに分けられると思います。

  1. 多忙
  2. 人間関係
  3. やりがい

教員と言えば、サービス残業が多い職業ですから、忙しすぎて休みが取れずに辛いと感じ、心身に不調をきたす人も多いですよね。

また、教員は人を相手にする仕事です。児童生徒はもちろん、保護者対応、同僚、管理職との関係に悩む人もとても多いです。

そして、やりがいという部分においては、これといって仕事が辛いわけではないけど、何となくやりがいを感じられなくなってしまった、ということもあるでしょうし、何か新しい仕事をやってみたいという前向きなものもあります。

教育現場の切実な声として紹介します。

多忙で休み時間もない

小学校教員Aさん
小学校教員Aさん

あまりに多忙で、辛いです。小学校なので、子どもたちについている時間が長いんですね。給食も一緒に食べますし。

なので、休み時間は提出物のチェックなど雑務に追われ、気を抜く時間もありません。

放課後に授業の準備をしたりしますが、間に合わない部分は、自宅へ持ち帰って仕事をするということになります。

自分の子どもがまだ小さく、家事もしなければならないので、仕事は深夜になったり早朝になったりで、睡眠時間も取れません。

こんなストレスいっぱいの辛い生活はもう続けられません。

特に、義務教育の小学校、中学校の先生に多いケースです。

こんな日々を送れば、当然、心身に不調が現れます。それでも無理し続けた結果、うつ病を患うなど精神的に追い込まれ休職したり、退職したりしてしまうのです。

土日は部活動で休めない

高校教員Bさん
高校教員Bさん

自分が経験したことのない部活動を受け持っています。

子供もまだ小さいので、土日はゆっくり家族で過ごしたいのですが、部活動で練習を見たり、引率をしたりしなければいけません。


土日は練習を休みにするという選択肢もあるとは思うのですが、生徒がやりたがっているので、なかなかそうもいきません。


また、部活動の最中は、練習についていなければいけないので平日に積み残した仕事をするのも後回しになります。

自分の子供よりも、部活動を優先しなければならない教師の仕事は耐えられなくなってきました。

中学校、高校では部活動があります。近年はそのあり方も見直されてきていますが、実態はというと、負担を感じている教員は多いようです。

「休みにすればいいのでは」といっても、休日に部活動をしたい生徒も多いので簡単にはいかないのが現状です。

土日の部活動も教員の必須業務という誤解も原因のひとつでしょう。次の記事もぜひ、参考にしてみてください。

理不尽な生徒や保護者からのクレームに文句も言えない

中学校教員Cさん
中学校教員Cさん

担当している部活動の生徒と保護者に参っています。他の部員よりも経験のあるその生徒は自分が中心でないと納得しません。

少し気に入らないことがあると、すぐ親が出てきます。いわゆるモンスターペアレントってやつですね。

先日も大会の日程が気に食わなかったらしく、学校に怒鳴り込んできました。そのせいで、もう一人の女性の顧問は病休に入ってしまいました。

大会の日程なんて学校でどうこうできるものではないのにです。

管理職からビシッと言ってほしかったのですが、穏便に済ませたいらしく、お客様扱いです。

電話が鳴ると、その親ではないかといつもびくびくしてしまいます。

最近は、「言った者勝ち」みたいな状況は教育現場にも多くなってきました。児童生徒、保護者をお客様扱いする傾向は強くなっています。

もちろん、ほとんどは良識ある児童生徒、保護者であることは間違いありません。しかし、常に一定数いる理不尽な人に教員、学校が悩まされているのは紛れもない事実です。

教科指導や生徒指導の悩み

小学校教員Dさん
小学校教員Dさん

まだ新任で、生徒になめられているのかもしれません。授業中は騒がしく授業になりません。

先輩教員からは「まだ、はじまったばかりだから。経験を積んで慣れてくれば大丈夫」と励ましてもらっていますが、耐えられません。

厳しく注意することもできなく、いろいろなことに心配しすぎたり、気を使い過ぎる自分が嫌になります。

時間が経てば慣れるのかもしれませんが、どう考えても自分に合った仕事だとは思えなく、これからも続けていく自信がありません。

新任の教員や経験の浅い教員の方が「辛い、辞めたい」と考えてしまうケースは、かなり多いです。

実際、僕が相談を受ける教師はほとんどが20代、30代の教員です。

なかなか児童生徒をうまく指導できず、思い描いていた教員生活と現実のギャップに失望して「辞めたい、転職したい」となってしまうようですね。

同僚との人間関係が辛い

小学校教員Eさん
小学校教員Eさん

今、担任をしていて問題の多いクラスを抱えています。他の先生に相談したいのですが、まったくお互い助け合おうという雰囲気がなくて参っています。

仕事は押し付け合っているし、しまいには他のクラスや先生の批判ばかりでうんざりします。

クラスの子どもたちのことだけでも大変なのに、教員同士の足の引っ張り合いに嫌気がさしています。

転勤しても状況が変わらなかったら、転職を考えます。

児童や生徒に関する悩みというのは、チームワークが機能している職場なら乗り越えられる場合が多いです。

しかし、教員同士がギスギスした関係であると、問題がさらに大きくなったりする悪循環を生み出します。

その結果、渦中の教員は、孤立していると感じ、もう辛い、辞めたいとなってしまうのです。

管理職からのパワハラ

高校教員Fさん
高校教員Fさん

口では「何でも言ってください」という校長に、ある時、模擬試験を全員受験する必要ががあるのかを尋ねたんです。

すると態度が豹変して、進学実績をあげることが全てみたいなことを言われ叱責されました。大して進学実績が高くもない学校でしたが。

それ以来、目の敵にされ、クラスのことや部活動などでもあら捜しされ、呼び出されては叱責を受けることが続きました。

しまいには、1年、2年と受けもってきたクラス担任も3年になるときに外されてしまいました。

教頭も見て見ぬふりで助けてはくれませんでした。もうこんな管理職の下ではやってられないです。

今は、休職して辞めることを考えています。

僕も似たような経験はあります。もちろん、素晴らしい管理職も多いのですが、どの業界にも一定数、常識に欠ける管理職がいることは確かです。

毎日、パワハラにおびえるのは、相当のストレスです。それが教育の現場で起こっていること自体、もうやってられないと感じざるを得ないですね。

やりがいを感じられない、新たにやりたいことができた

中学校教員Gさん
中学校教員Gさん

教員の仕事をするうえで、特にこれといって大きな悩みを抱えていたわけではないんですが、毎日このままでいいんだろうか?と考えていました。

そのうち、あるきっかけで「これが自分の本当にやりたいことだ!」と思えるものに出会ったんです。

教師の仕事は素晴らしい仕事ではあります。でも、一回きりの自分だけの人生ですから、本当にやりたいことに挑戦したいと思い、今日を辞める決意をしました。

教員を辞めたいという理由は、必ずしも仕事が辛いというだけではありませんね。

欧米では普通ですが、日本でもだいぶ、転職することが珍しいことではなくなってきていますね。それは教員でも同じです。

前向きに、何か新しいことに挑戦することもよい選択ではないでしょうか?

教員を辞めたいと思ったときに気持ちを整理する方法

瞑想

 教員の仕事が辛い、辞めたい、やってられないと思い、「教師を辞めるべきか続けるべきか」悩んだときは、次のようなことをおすすめします。

  1. 教員を辞めたとき、続けたときそれぞれのメリット、デメリットを考えてみる

  2. それらをすべて紙に書き出してみる
  3. その中から自分が優先したいものを選んでみる

まずは

「教員を辞めた場合と続けた場合のそれぞれのメリット、デメリットを挙げ、紙に書き出してみましょう」

何となく頭で考えるだけでは、思考は整理できませんので、必ず紙に書き出してください。そうすることで、可視化き、新しい気づきが得られたりします。

例えば、教員を辞めたときのメリットなら、「仕事によっては収入を上げることができる」とか「勤務時間に縛られない」といったことかもしれません。

辞めたときのデメリットなら、「安定していると言われている教員の立場を手放す不安」などでしょうか。

反対に続けたときのメリットであれば、「新しいことに取り組む労力が必要ない」といったことが考えられます。

続けた場合のデメリットは、「これから先、ずっと辛いのを我慢して働かなければならない」などが挙げらえますね。

とにかく、些細なことでも思い浮かぶものをどんどん書き出してみてください

書き出せたら、次のステップは、

「そのリストから自分が最優先したいものを選んでみましょう」

ひとつだけでなくても、二つ、三つでもかまいません。その先にゴール、進むべき方向が見えはじめます。

ぜひ、悶々と悩んでいる人は取り組んでみてください。思考が整理され、当に自分が優先したいことが見えてくるはずですから。

教員の辞め方・退職の流れ

ひとりたたずむ女性

悩み、考えた結果、

「辛くてこれから数十年も教員の仕事はとてもやってられない」

「自分に合っていない教員の仕事を続けるのではなく、もっとやりがいを持った仕事に挑戦したい」

と辞めて転職したり、起業したりするという結論を出す人もいるでしょう。

それでは、どのように中途退職を進めていけばよいか、その流れをお伝えします。

辞め方といっても、思っているより簡単です。

  • 決まり次第、早めに口頭で校長に伝える
  • 11月ころまでに正式に校長に伝える
  • 退職届(所定の様式を埋めるだけ)を提出する
  • 退職予定者の説明会に参加し、必要な手続き書類などを把握

「えっ、これだけ?」と思われるかもしれませんが、これだけです。

辞表や退職願みたいなものも必要ないです。指示通りに手続きを進めていけばいいだけですので、あまり心配する必要はありません。

もう少し詳しいことは下記の記事をぜひ参考にしてくださいね。

よくある教員からの転職先

転職

教員からの転職先でよく挙げられるのは

  • 教員のスキルを生かせる転職先
  • 全くの異業種の民間企業

この二つになります。

よく教員から民間企業へ転職するのは難しいと言われますが、教員のスキルを生かせる仕事は、実は少なくありません。

塾や予備校の講師もあれば、出版業界がその代表です。

また、全くの異業種であっても、自分の持っている得意な部分を生かせば新しいキャリアを築いていけるはずです。

IT関連の会社、旅行業界、保険業界などはよく耳にします。

教員からの転職先についても次の記事で詳しく述べていますので、ぜひ参考にしてください。

教員を辞めたい人が後悔しないためのおすすめの働き方

起業している女性

教員を辞めたいと考える人が、例えば民間企業に転職したとします。その企業が、

  • 実は残業もしなければならない多忙な仕事
  • 土日出勤で平日に休日がある
  • 入社してみたら人間関係がギスギスしている職場
  • ふたを開けてみたら、あまりやりがいを感じられない

こんな職場だったらどうしますか?
やっぱり自分には合わないといって、また次の転職先を探しますか?

もちろん、転職する際には労働条件などよく調べたうえで企業を決めるとは思います。

でも、その仕事をはじめてみなければ分からないこともありますよね?

そもそも、そういった可能性があるのは、教員も民間企業も変わりありません。雇用された身であり、自分ではコントロールできないことが多いわけですからね。

それなら、せっかく新しいキャリアへとステップアップするのであれば、自分で時間や働き方をコントロールできる

「起業」

という選択肢もあるのではないでしょうか?

教師が持っている専門性、教師が得意とする教え業はまさに起業する際のアドバンテージになり得ます。

簡単にうまくいくとは言いません。しかし、自分のビジネスを構築するやりがいというものは、公務員である教員として働いていた時とは一味違った刺激を、あなたに与えてくれるでしょう。

それを経験している僕だからこそ伝えられることでもあります。

せっかく新たな一歩を踏み出すなら、自分の人生、時間を自分でデザインしてみてはいかがですか?

初任の先生が教師を辞めたいと思ったら

悩みを抱える若者

どの業界でもそのキャリアをスタートしたばかりの頃に、その職を辞めたくなるケースは多いようです。

教員の世界でも初任の先生が辞めたいと考えるケースが多いようです。

初任の先生が辞めたいと思う理由は次のようなものです。

  • 経験不足からくる教科指導や生徒指導に対する自信喪失
  • 想像していた教師の仕事と現実とのギャップ

学生を卒業してはじめて職に就くケースがほとんどなわけなので、経験不足によって自信が持てないということは、確かにあると思います。

しかし、それが経験、時間によって解決できるかどうかは注意が必要だと考えています。

ひと昔前と違い、児童生徒や保護者の対応は難しくなる一方です。それに加えて学校内でも表面的に新しいことがどんどん入ってきて、現場は右往左往している状況です。

経験のあるベテラン教員でも対応が難しくなっているので、初任の先生にとってはなおさらです。

プラスに考えれば、若いうちに自分には教員の仕事は合わないと気づけるのなら、そこからいくらでもやり直しが効きます

若者が教員としてだけでなく、その後のキャリアも含めて立ち直れない状況まで追い込まれてしまうことは避けたいですね。

ただ、正直に言えば、せっかく教員になったのだからもったいないという部分と、辞めるなら早ければやり直せるという部分の線引きは難しいですね。

初任の先生が後悔のない選択を、としか言いようがないですね。

教員の転職・退職を年代別に考えてみる

「重要」と示す女性

教員から転職したり、退職して新たなステージを歩むのに、本人が望むのなら年齢は関係ありません。

ただ、その年代ごとにそれぞれに合ったキャリアチェンジがあると思いますので、解説していきます。

20代の教員の転職、退職を考える

20代の教員の最大の武器は「若さ」です。

新卒の教員にも同様なことが言えると思いますが、教員として社会人としての経験はまだ乏しいです。

しかし、転職するとなると、若さゆえに、まだそれほど教員にこだわりがないでしょうし、退職金のことなども考える必要がありません。

教員を辞めると決めたなら、新卒の感覚で、自分の好きな企業に挑戦すればいいでしょうし、起業するにしても失うものはありませんから、思い切ったことができると思います。

30代の教員の転職、退職を考える

30代になると20代と比べて若さにプラスして経験が備わってくると思います。

そういう意味では新しいことをはじめるには適した年代といえるでしょう。ただし、職場でも責任ある仕事を担ったり、結婚して子育ての真っ只中ということも考えられる年代でもあります。

転職、起業と挑戦しやすい年代ではあるので、家族や同僚の理解を得ながらキャリアチェンジを進める必要はあります。

40代の教員の転職、退職を考える

40代になると教員としては経験十分で、現場では中心的役割を担っていることが多いと思います。

また、20年くらい教師として勤めている人が多くなりますので、「辞めたい」となっても、守りに入り、辞めたらもったいないと、なかなか踏み出せない人が多いのが現状です。

それから、一般企業への転職となると、年代的に難しくなってきます。ですから、40代の教員が辞めるのであれば、自分でビジネスをする、つまり起業がおすすめです。

退職金も、この年代までくれば、そこそこ出ますからね。

ちなみに僕も40代で起業しましたが、遅いという感覚は全くなかったです。

教員の退職金についてはこちらの記事を↓

50代の教員の転職、退職を考える

50代になれば、仮に教員を辞めたいと思っても、退職まであと一息ではあります。定年退職でなくても勧奨退職という手もあります。

普通に考えれば、ここまできて辞めるのはもったいないということになりますが、逆に考えれば、それでも辞めたいというほどものがあるということですよね。

50代という年代であれば、教員としてだけでなく、人としての経験からくる知識や技術を持った人も多いですよね。

そこから一般企業への転職というのは現実的ではないですので、自分のビジネスを考えるのが適切な選択ではないかと思います。退職金の一部を自己投資に回すということも考えられると思います。

これからの時代、定年退職年齢が引き延ばされたり、年金の問題もありますから、定年を迎える前に、キャリアシフトして早めに備えていくというのは、むしろ賢い選択になっていくかもしれません。

(まとめ)最後は自分で決める!本当に辞めたいのならしっかり準備を 

自分のやっていることに自信を持つ

「教員の仕事が辛い、辞めたい」と思ったとき、いろいろな人が励ましてくれるとは思います。

しかし、決めるのは「あなた自身」です。

「教員を志したときのことを思い出して、もう一度教員として頑張ってみよう」と思えるのもいいでしょう。

「やっぱり自分には教員は合わない。新しい人生を歩もう」と思うのもいいでしょう。

「辞めて転職したら、起業したら、うまくいくのか?幸せになれるのか?」そんな心配をしている人もいるでしょう。

でも、それもあなたが決めることです。

結局、幸せと感じられる人は、辞めても辞めなくても幸せです。
幸せを感じられない人は、辞めても辞めなくても後悔するのだと思います。

それなら、自分で自分の好きなほうを選べばいいのでは

今や日本でも転職は珍しいことではなくなっているのですからね。

もし、教員を辞めて新たな人生を歩むと決めたのなら、そのためにできることを今からしておくことをおすすめします。

「教員の副業や、転職・退職に備えて取り組むべきことを知りたい人はこちらの記事を参考にしてくださいね↓

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